凛太郎

愚連隊





裏切りの街 その3 《恋文横丁》の思い出



現代のでは 渋谷の歴史なんかどうでも良いように思うかもしれないが

そこに住んで暮らしていた商店街の人達はには大変な変動の時期があったのだと思う

太平洋戦争に敗北 敗戦国家になったブヤでは 第三国人が日本人マーケットにはばを利かせ始め

日本の警察は手出しが出来ない無法地帯になり 闇の商人が拳銃をポケットに飛び回り

必要の無い人は片っ端からパンパン 殺しなんて戦争を思えば いくらでも ハイさよなら

当時の特攻隊帰りの安藤昇(元安納組組長)氏はこのブヤを何とかせねばと立ち上がったのです

闇市を取り仕切る第三国人と激しい攻防戦の末 宇田川町周辺から道玄坂 百軒店が見る間に

変るのが解ると聞いています(あくまでも人の話によるので真実は調べておりません とりあえず伝説)



渋谷のハチ公の前を左に行くと道玄坂 そこの右よりの道が昔は大映通りと言っていた

大映の映画館があり 一つの目印になっていたからであろう

通りの右側に大映があり そこのやや向かい側に恋文横丁の入り口あった

一歩その中にはいると迷路のように商店がならびもたもたしていると出口が解らなくなる

 戦後の廃材で組立てたバラック(トタン屋根)の小屋の長屋が処狭し戸並び

食料品から衣類に靴屋 飲食店は やきとり 中華 おでん 何でもあり

そこでアメリカへ帰還した兵隊のため日本女性の手紙を英訳する商売人が現れたのだ

戦後十数年がたつと もうその面影もうすくなり「恋文横丁」の名前はそのままに残ったようだ

その頃につるんでいた若者達は腹が減ると恋文横丁へ足をはこで ラーメン 炒飯 餃子 ニラレバ定食などうを注文

宇田川町に三平食堂って云う定食屋があったが みんなは恋文横丁がお気に入りだったようです

身内の女がバーをやっているなんて聞けば わ〜ッて出かけるもだから すぐに潰れてしまう

ちゃんと料金を払はないのだからひどいことです (後日 上の方からお叱りを受けたとか)



ヒロポンが薬局で買えなくなり 代わりにハイミナールやブロバリンなどの睡眠薬がはやったり

シンナー遊びや大麻なんてのは ずーッと先の話しです



当時、宇田川町の大映映画で本郷康二郎主演の「あぁ 江田島」が上映されていた

それを観て海軍魂に同感しまったのか 幹部の一人燃え上がり酒が入ると

 「こらっ!江田島精神をわすれたかっ」なんて? 手下をぶん殴るのがおおはやり

今夜はやばいぞ! なんて気が付いた子分らは さっさと雲隠れと決め込んでいた

事情のしらない三下共はあくる日にその映画を観に行き 感動をして納得したのか江田島へ?



まさか 行方は不明か自衛隊へ入隊したのかな 渋谷の職安には勧誘者がいつも立っていたっけ



百軒店で大声わめく声が聞こえてくると 恋文横丁から宇田川町周辺は警戒態勢に入る



誰もが また大酒をくらって暴れているんだよ その男Kさんは酒癖の悪いので有名人である

恐れをなしている人達は 当然近くには行きませんが バッタリ遭ったら最後 覚悟を決めてお付き合い

そんな事情でうわさの大声が聞こえてくると 店はバタバタと閉まって行くそうです

(これも当時の人から聞いた話です)

普段はパリッとした三つ揃い背広をきて淵無しのメガネを掛けていて身長は180はあったでしょう

頬には数本の刀傷が薄くみえた いつも宇田川町のブヤ会館の中でよく麻雀などをやっていました

  時々は外に出てきてお茶会合をしていたようであり 車が迎えに来て出かける事もあった

しかし 夜に遭遇したことは一度もありませんでした



十数年がたち ある日のテレビのニュースでKさんは 川崎市で銃で狙撃され死んだそうです












 

裏切りの街 その4  賭博のスリルと青春の鼓動!



立ち寄った定食屋さんが賭博上だったり、ではありません

たまたまオイラが飯を食いに行くだけでいつもの様にプロ野球ニュースを観て一杯やっていました

ただの定食屋です、その日は閉店間じかに入り、酒と定食で晩飯は終り

帰ろうと思ったときに顔見知りの「金物屋」の常さんがニヤニヤしながら奥の間から出てきて

「銭を貸してくれ」なんて言いやがる? オイラはあの「正宗」の名刀だったら貸すよ、なんて

そこでは奥の方で商店街のオッさん連中を相手に花札賭博の御開帳ときていました

ならばオイラも加わりましょうなんて仲間に入り、やりましたよ!

そこからが大変でした、打たれ強いオイラは次第に本領かな連戦連勝で勝ちつづけ

皆さん八百長じゃねえか?なんて ボロボロ状態、不思議なくらいにツイいてましたね

閉店時間の午前0時ごろから加わったのですが、時間はすでに午前7時を回り、外は上天気

「あ〜仕事に行かなければ」ひとりふたりと抜け出したが しかしまだ終わりません

ここまできて一人勝ちはオイラひとりだけになる、定食屋の親父もなかなかお開きにはしない

上限1000円だから儲けなんてたいした事はありません

常さんはオイラの後追いしながら少しは勝っているみたいでした

もうそろそろチャラにして帰りたい気分でしたが

後から加わってきた定食屋の女房が許してはくれません


後で知る訳だが、この島は関東○○一家の縄張りで名だたる親分衆がこの街に代々おりまして

土地柄からか義理人情に厚く、ご町内の事はすべてお任せの状態らしい



街から街への繋がりと、江戸社会の伝統が守りつづけられた古い江戸風情の処です

心厚い良き時代の友人知人はこの街から始まったと思っても良いだろう



演歌が好きな東大生や麻雀好きなW大生、そしてクラブの女に金を注ぎ込んだK大生

フランス語が解らない女子大生?(料理専門用語のため)H大の不良武道選手などなど

この街は良い街と思うか、それは青春1ページにしか過ぎないのだが



さて、賭博の方だが、少人数になり、オイラの一方的な勝ちになり終了となるはずが、

昼飯にしようって事になり上野にある家に金物屋と一緒に案内されたのだ

ソバ屋と思って入った下町の長屋は、なんと○○一家の貸元の家ではござんせんか?

蕎麦と茶菓子で出迎えられ、ばかでかい斑点を着用した頭の剥げた親分が登場

にこやかな笑顔の中は下町のご隠居さんを思わせる良きお爺さんってかんじでした

そこが賭博の歴戦の勇士の笑顔である事を知るのである

「もう 帰りたい」なんて言えません

果たして無事に帰れるのか?



帰れる訳が無いで御座る

金物屋もオイラも蕎麦がうめぇうめぇの連発で、追加注文をしたほどである

親分といえば、煙管を加えながら、この餓鬼をどう料理しようか?

 爪楊枝でシーシー言わせながら花札はまかれ始まりまったのだ

ここで可笑しいのが、場は変わってもツイている親には関係なくツキが纏わり尽きます

これでは帰りたくても益々帰りづらくなる!

神よ、もうお前はいらない(役札) 早く帰って風呂に入りたい なんて

馬鹿こいていつまでも札ごときで遊んでいる罰なのじゃ〜

数時間の後、流石は博徒の親分です 相手が弱気になったところをついてバシッ! バシッ!

熱いお茶をいただいた所でゲームセット!



後日談


馬鹿じゃーねぇか、動いた現金が5万〜6万〜

オイラの損失は!2000円だなんて そして夕方だよ

博徒の決まりは素人さんに喜びと幸せを呼ぶそうな〜

オイラはしらねぇけれど、結構なシビアな世界でした

博打をやって悲しい思いさせたのは遠い昔です

そして犠牲になったのは女と御両親とまた親族だったかも知れません

これからは、やさしく、いたわってくれる男社会が生まれる事を

祈ってみよう

乞うご期待い!



 ≪246の無法者≫



陽気が良くなり暖かくなるこの時期になると

どこからか不良バイカー達が集まってくる

もう二十年以上前の話になる。

鶴間246号線沿いのコスモポリタン(バイク屋 通称アンポンタン)に自慢の改造バイクがどこからともなく現れ,

つまらない与太話をやっている・・・・・

  午前0時過ぎになるとその連中達は、近くのBARへ移動し与太話のつづきを始めるのである

その連中の本当の名前を知っている奴は誰もいねぇ

全部あだ名で呼び合っていて、誰も気にしている奴はいない

中には本人にも知られていない奇妙なのもあった

その中で傑作なのは「バレーさん」じゃよ〜 

彼がハレーに跨っていると、スリムのGパンがタイツに見えてステップに乗せた足先が、

まるでバレーリーナーの様に見えたからじゃよ ≪だれかが口がすべらせて、本人は知っているらしいぞ!≫

  そのほかには「イタチ」に「あひる」に「ゲジゲジ」などなど

ヤバイです「ハレーケンちゃん」はピンク映画のタイトル「洗濯屋のケンちゃん」からきたのだってよん〜ん

   そんな奴らが目的もなく集まって来るのだ

K.Hideもその仲間の一人だった

『マーヒだから何処かへ走ろうか!』

言いましたが行くあてなんか最初からどこにもねぇ


そこで提案したのだ

『六本木に行ってみようじゃなねぇか』

誰も反対する者もなく六台の改造バイクは勇ましく鶴間の街を飛び出した

深夜の国道246を北上すれば一時間程で軽く着いてしまうナイス・コースだよ


それぞれ異様に目をギラギラさせて暗闇に白い歯が笑っている

そして車も人も途絶えた国道246を二子玉川から三軒茶屋へと一気に走り抜け渋谷が近くなる

さすが眠らない街だ、ネオンは輝き、行き交う車やタクシーは飛ばして反対車線に消えてゆく

大爆音のバイクは六本木の交差点で信号待ちになる、

ドドッ・・・・・ッ ハーレーの不連続音はビル街に反響してすさまじい音をひびかせる

酔っ払いのサラリーマン達は突然の族もどきの出現に吃驚!

確かに俺達は普通じゃねぇ格好だ

ボロボロの皮ジャンにオイルで汚れたGパン、穴のあいたブーツに夜でもグラサンだってよ

  ボサボサのロン毛に口髭をはやし、いかつい顔のオッサン・ライダー連だ

右折まちのセンターラインにポリスが睨む

『文句あっか〜〜っ』 なんて言いません、あさっての方向のお姉ちゃんに夢中じゃよ


以下つづく
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BIKEでGO〜

これはあまりビューティフルな話ではない!



BIKEで殴りこみ その1

けっこうやらかしています

誰も喜んではいません

人々に恐怖を与えただけです!

しかし、善良な市民よ、

これで良いのか?

ならば

黙っていよう

(ほか2件)すべて まだ内緒です



BIKEでGO〜

どうしようもない馬鹿な爺の話なのじゃ〜

バイクで庁舎に飛び込んだらどうなるか?

決してやりたくて飛び込んじゃいない

大和市役所の人間は通勤道路にオイラの店の前を通って行きます

まづ、鶴間駅に降り立った庁舎マンはタバコに火を付けて堂々とオイラの前を通過

「こらっ!」 その一括もなんおその、なれば何処にたどり着くか調べたら

逃げに逃げまくって庁舎の裏口から逃げ込みましたね

さてまた、自分は町内ではリサイクルの回収日だったのだ

また、運が悪いことにお正月明けの第1週のため膨大な数の空き缶空き瓶

そしてそれらを整理するのが町内の老人男女?

若い人は誰もいません

山のように積まれた廃棄物に対して、通行の市役所やつらは知らぬ顔

もくもくと工具の無いまま各部品をはずしたり、アルミニウムか鉄の仕分け

ろくな工具無い一般市民をここまで追いやっといて 「う〜〜ん}

BIKEに火が付いた、このやろ〜〜ゆるさない!

大和市庁舎の正面玄関からBIKEで突破したのです

後日 大和市側からもっともな言い訳の回答がきました 

やっぱり体よく逃げました、  ゆるさない!



 

俺の親父はバイオリンをよく弾いて聴かせてくれました

夕食のまえ、子供達はお膳立てをしている時です

家にはオルガンがありました 家族で唄う事がよくありました

俺も一人でオルガンを弾いた事があります

すべて耳でコピーしたおとだった たのしかった

子供の時代の記憶の中で ・・・・・・・・・・・・・・


今ではしがないライブ屋の親父 やくざな商売に身をやつしております

良いものは よい!  ひとりぼっちになっても 好きな音楽で生きて行けたなら

幸せだろう!  そう また好きな女と一緒だったら

ピアノは魅力のある音の調べの一つです 



長見順はピアノおばさん!   イェ〜ィ!

中野渡章子と一緒のピアノ・マン!

そして金子マリや 浅川マキのピアノ・マン!









続 愚連隊


メールちゃん!→ taro6350@yahoo.co.jp →コピペでお願い!こりゃ人生音楽じゃ〜



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